静岡の鏡加工場から、職人・手磨きの鏡をお届けします。
鏡の割れ替え(交換)方法と安全な処分

鏡の割れ替え(交換)は、安全の確保、古い鏡の取り外し、新しい鏡の接着の3つの手順で行います。

怪我を防ぐために厚手の手袋や保護グラスを着用し、無理をせず作業してください。


1. 鏡が割れたときの初期対応と安全な処分


鏡を触る前は、必ず軍手または厚手のゴム手袋とスリッパを着用してください。


  1. ① 大きな破片の回収
    大きな破片は手で集め、細かい破片はほうきで集めます。

  2. ② カーペット・絨毯の清掃
    カーペットや絨毯の上で割れた場合は、ガムテープや粘着ローラー(コロコロ)を使って細かい破片を取り除きます。

  3. ③ 掃除機での仕上げ
    最後に掃除機をかけ、残った破片を回収します。

  4. ④ 廃棄の準備と分別
    回収した破片は新聞紙や段ボールで厳重に包み、外から見て「ガラスキケン」「ワレモノ」と分かるように明記して捨てます。自治体ごとのゴミ分別ルールに従って不燃ごみまたは粗大ごみとして出してください。

2. 鏡の割れ替え(交換)方法


鏡はひび割れや深い傷が入った場合、接着剤やレジン等での補修は難しく「新しい鏡への交換(割れ替え)」が必要です。


家具や姿見の鏡(木枠・フレーム付き)の場合


  1. ① 鏡の取り外し
    フレームのネジや留め具を外し、裏板から割れた鏡を取り出します。

  2. ② サイズの確認
    割れた鏡と同じ寸法、またはフレームの内寸に合うようにガラス店で新しい鏡をオーダーします。

  3. ③ 新しい鏡の取り付け
    枠の大きさに合わせてカットした鏡をはめ込みます。必要に応じてミラーマットや両面テープで固定してください。

壁に直接貼り付けられている鏡(玄関や浴室など)の場合


  • 強固な両面テープ(ミラーマット)やボンドで固定されているため、力任せに剥がそうとすると壁紙が破れたり、ケガをする危険があります。

    1. ① ワイヤーによる切断
      鏡と壁の隙間にピアノ線(またはPPバンド)を差し込み、ノコギリのように横に引いて接着剤をカットしていきます。

    2. ② 鏡の撤去
      接着剤が切れたらゆっくりと鏡を剥がします。

    3. ③ 新しい鏡の設置
      壁の残ったテープ跡をカッターやスクレーパーで綺麗に削り落とします。 新しい鏡の裏面に「鏡用ボンド」や「ミラーマット」を配置し、しっかりと壁に貼り付けます。

    洗面化粧台のミラーキャビネットの場合


    1. ① 部分的なガラス交換は不可
      洗面台の鏡が割れた、または内部腐食(シケ)で黒ずんだ場合、鏡部分だけの交換は非常に困難です。

    2. ② 扉ごとの交換または本体交換
      お使いの洗面台のメーカーに品番を伝え、ミラーキャビネットの「扉のみ」を注文するか、業者に依頼して交換してもらう必要があります。

    3.業者に依頼する場合の目安


    「自分で外したり採寸するのが怖い」「綺麗に仕上げたい」という場合は専門業者へ依頼するのが一番安全です。


    1. 依頼先:地域のガラス店 ホームセンターの施工窓口 または住宅のリフォーム会社
    2. オンラインオーダー:サイズと形状を指定してオーダーメイドの鏡を購入できる専門サイトを利用し、自分で取り付ける方法も人気です。

    ⚠️ 絶対に知っておきたい注意点


    怪我の防止を最優先に

    割れたガラスの断面は非常に鋭利です。微細なガラス粉が目に入ったり、破片が服を突き破ったりするのを防ぐため、長袖・長ズボン、保護メガネ、厚手の靴を着用して作業してください。

    無理なDIYは避ける

    洗面台の収納扉と一体になっている大型の鏡や、壁面にボンドで強固に接着されている浴室の鏡などは、取り外しの際に壁や家具を破損させる恐れがあります。不安な場合は専門のガラス店や施工業者へ依頼してください。


    よくある質問

    Q. ひび割れた鏡を放置するとどうなる?

    A. 破片が落下して大怪我をする恐れがあり危険です。
    浴室や洗面所は素肌で過ごす場所のため、小さな破片でも踏むと大怪我に繋がります。
    また、ひび割れから水や湿気が侵入すると、裏面の銀膜が腐食して「シケ(黒いシミ)」が広がり、急に鏡全体が脱落することもあります。

    Q. 自分で(DIYで)交換するのは難しい?

    A. DIY可能です。ただし、鏡の裏は強力な両面テープ(ミラーマット)や接着剤で壁に密着しているため、剥がす際に十分お気を付けてください。工具の扱いに慣れていない場合や、ケガが心配な場合は無理せず業者へ依頼してください。

    Q. 賃貸物件で鏡が割れたら、自分で直してもいい?

    A. 絶対に自分で直さず、まずは「管理会社」か「大家さん」へ連絡してください。
    賃貸の設備はオーナーの所有物のため、勝手に交換すると退去時にトラブル(原状回復義務違反)になる可能性があります。経年劣化が原因なら費用はオーナー負担、自分の不注意で割った場合は自己負担(火災保険の「借家人賠償責任補償」が使える場合あり)になります。

    Q. 割れ替えを業者に頼むと、費用はどれくらいかかる?

    A. 一般的な浴室・洗面所の鏡(縦45cm×横30cm程度)の場合、相場は「約1.5万〜3万円」です。内訳は「新しい鏡の代金 + 工賃(作業費・出張費) + 古い鏡の処分費」となります。鏡のサイズが大きくなる場合や、デザインミラー(変形・面取り加工など)の場合はさらに高くなります。

    Q. 割れた古い鏡はどうやって処分すればいい?

    A. 自治体のルールに従い、「不燃ごみ(燃えないゴミ)」や「粗大ごみ」として出します。
    収集スタッフがケガをしないよう、以下の配慮をしてゴミ袋に入れてください。

    1.破片を厚紙や新聞紙で何重にも包む
    2.ガムテープでしっかり固定する
    3.袋の目立つ場所に「キケン」「ガラス」「鏡」と大きくマジックで書く

    有限会社 村松鏡店

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